【MVV完全攻略】ミュンヘン観光/空港アクセスで買うべきチケットはどれ?種類と選び方を徹底解説

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こんにちは!

ミュンヘン観光の準備、進んでいますか?

Sバーン、Uバーン、トラムと、ミュンヘンの交通網はとても便利!

ですが、旅行者が最初に直面する最大の壁、それはMVV(交通連盟)のチケットの種類が多すぎる

MVVのアプリや自動券売機を目の前にすると、

「Single Ticket? Day Ticket? Zone M? Group? なに?」

とよく分からなくなってしまいますよね

しかも説明が英語でよく分からない..

大丈夫です!

この記事では、MVVアプリの画面を使いながら、チケットの種類と選び方を徹底解説します!

この記事はこんな人におすすめ!

・MVVアプリや自動券売機で、どのチケットを買えばいいか分からない人

・ミュンヘン空港(MUC)への移動で、最もお得なチケットを知りたい人

「ゾーン」「シングル」「グループ」など、MVVの専門用語を整理したい人

・2人以上で旅行する際に、グループ割引を最大限に活用したい人

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maru
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MVVチケットの基本ルール

共通チケットシステム(MVV)

ミュンヘン市内の交通機関は、すべて共通のチケットで乗車できます。

対象となる交通手段: Sバーン(近郊電車)、Uバーン(地下鉄)、トラム(路面電車)、バス

例えば、中央駅までUバーンで移動し、そこからトラムに乗り換えても、同じチケットでOK!

チケットを乗り換えのたびに買い直す必要はありません。

日本にも導入してほしい!

ゾーン(エリア分け)

料金は移動距離(ゾーンの数)によって決まります

ミュンヘンは、中心から外側に向かってZone M(市内中心部)からZone 12(郊外)に分けられています

チケットを購入するときに、行きたいZONEを選択する感じ

これ私は少し難しく感じたのですが、大体の主要な観光地(ミュンヘン中央駅近く)はZone Mの中に入っています!

なので、ミュンヘン中央駅より遠くの郊外とかに行かない限り「Zone M」を選択して大丈夫です

ゾーン名含まれる主要な場所
Zone Mマリエン広場、中央駅、旧市街、主要な観光地、ほとんどのUバーン駅
Zone M-5ミュンヘン空港(MUC)を含む全域

ただ、ミュンヘン空港だけは市内(Zone M)のエリア外にあるので、空港へ行く(または空港から来る)場合だけは注意が必要です!

これに関しても、空港⇔市内のお得なチケットがあるので後ほど解説していきますね。

チケットはどこで買える?

主な購入方法は3つあります!

購入方法特徴とメリット
MVV/DB 自動券売機空港のSバーンホーム、Uバーン駅、主要なトラム停留所などに設置。現金またはクレジットカードで購入可能。
MVV/DB カウンター中央駅や空港にある有人窓口。英語で質問や確認しながら購入したい場合に最適です。
MVV アプリ最も手軽。スマートフォンでいつでもどこでも購入可能。チケットを紛失する心配もありません。

罰金回避のために必須!打刻(バリデーション)

ドイツの交通機関には、日本のような「改札」がありません

代わりに、チケットを有効化するための「打刻(バリデーション)」が必要です!

紙のチケットの場合: 駅のホームやバス・トラムの車内にある青または黄色の小さな機械に、チケットを差し込んで日付と時刻を印字させます

アプリの場合: アプリで購入した時点でチケットは有効化されているため、打刻は不要です。

ペナルティ: もし検札(抜き打ちチェック)が来た場合、有効なチケットを持っていない(または打刻されていない)と、高額な罰金(通常60ユーロ)が科せられます

購入後は必ず打刻しましょう!

私は紙の打刻方法がよく分からなかったので、全部アプリで購入しましたー!

アプリでの購入方法

MVV-Appというアプリをダウンロードします

‎MVV-Appアプリ – App Store

MVV-App – Google Play のアプリ

アプリを開いたら、Ticketshopを選択します

購入したいチケットを選択します

チケットによって異なる選択肢が表示されますが、大体は以下の3つです

Valid:有効にしたい日付、時間を選択します

チケットによっては「Now」となっていて、洗濯できないものもあります

start location:チケットによっては選択するものがあります

乗り始める駅を選択します

ZONE: 乗りたいゾーンを選択します

チケットの種類と選び方

まず、大きなくくりとして7分類あります!

1つ押すとまた選択肢が出てくるのでよく分からなくなるかもしれませんが、1つずつ説明していきますね~!

値段は2025/12月時点のものです!

Single trips

MVVアプリの「Ticket shop」で「Single trips」を選択すると、主に「1回限りの移動」に使用するチケットが表示されます

Single Ticket(シングルチケット)

これは、15歳以上の大人1名が片道の移動をするための基本チケット

対象と用途: 15歳以上の大人1名が、選択したゾーン内で1回(片道)の移動に利用します

途中下車は可能ですが、往復利用はできません

特徴: 移動する距離(ゾーン)に応じて料金が変わります

旅行日の大半を徒歩で過ごし、一度だけSバーンやUバーンを利用したい場合に選びます

ZONE M内だと€4.10

Short Trip(ショートトリップ)

これは、ごく短距離の移動に特化した、最も安価なチケットです!

対象と用途: 15歳以上の大人1名が利用できます

乗車地点から数えて4駅目まで使えます

4駅の中で、Sバーン、Uバーン、またはX-Busは2駅まで使えます

これすこし複雑なので具体例で詳しく説明しますね

具体例!(クリックで開きます)

【OKな例 1:トラム中心の移動】

移動ルート: トラムA駅 → トラムB駅 → トラムC駅 → トラムD駅(終点)

解説: トラムやバスのみを利用する場合、4駅目まで利用可能です。この場合は問題なく使用できます

【OKな例 2:Uバーンとバスの乗り換え】

移動ルート: UバーンA駅 → UバーンB駅(2駅目)で下車し、バスに乗り換え → バスC停留所 → バスD停留所(4駅目)

解説: Uバーン区間は2駅で終了し(S/Uバーンの制限クリア)、全体で4駅目までに到達しているため、問題なく使用できます

【NGな例 1:Sバーンを長く利用しすぎ】

移動ルート: SバーンA駅 → SバーンB駅 → SバーンC駅→ トラムA駅

解説: Sバーンの利用が2駅を超えているため、この時点でルール違反となり、Short Tripは使用できません。Sバーンで3駅移動したい場合は、「Single Ticket」が必要です

【NGな例 2:全体が長すぎ】

移動ルート: トラムA駅 → トラムB駅 → トラムC駅 → トラムD駅 → トラムE駅(5駅目)

解説: 乗り物に関わらず、乗車地点から数えて5駅目に到達しているため、使用できません。「4駅まで」という全体ルールを超過しています。

特徴: 料金が安く設定されていますが、距離と駅数に厳しい制限があります

中央駅からすぐ隣の駅までなど、「ちょっとだけ移動したい」という場合に便利です

ZONE M内だと€2.00

Single Ticket Child(シングルチケット:子ども)

これは、6歳から14歳までの子どもの全域(ゾーン M-12)の片道移動のためのチケットです。

対象と用途: 6歳から14歳までの子ども1名が、片道の移動に利用できます

特徴: 子ども料金はゾーンに関わらず均一料金です。

6歳以上の子どもが移動する場合に選択します

なお、ミュンヘン市内の交通機関では、6歳未満の子どもは大人同伴で無料で乗車できます

ZONE M内だと€1.90

Stripe tickets

これ結構わかりずらいですが、回数券をイメージするとわかりやすいと思います

複数回の乗車や複数人の移動に使えるものです

Stripe Ticket(ストライプチケット)

大人や子ども、複数人の複数回移動に使える、一般的な回数券です

対象と用途: 1名以上の大人(15歳以上)または子ども(6~14歳)が、複数回移動するためのチケット

このチケットは10枚分のストライプ(回数/区間)がセットになった形式です

料金を一度に支払い、乗車するたびに移動するゾーン数に応じたストライプ(回数)を消費して利用します

特徴: 複数回移動する予定がある場合や、グループで移動する際に、都度シングルチケットを買うよりも割安になります

数日にわたって市内の交通機関を頻繁に利用する予定がある場合や、複数人で短距離を移動する際に便利です

ただし、空港への移動(Zone M-5)など、長距離移動では多くのストライプを消費するため、その場合は一日券(フライトラゲチケット)の方が割安になることが多いので注意が必要です

計算がめんどくさかったら、1日券買う方が楽かも

€17.80です

Stripe Ticket U21(ストライプチケット U21)

これは、15歳から20歳の若い人が移動するための回数券です

対象と用途: 15歳から20歳までのグループまたは個人が、複数回移動するためのチケット

基本的な仕組みは通常のストライプチケットと同じですが、U21(Under 21)という名前の通り、若者向けに料金が少し安いです

必要なストライプ数や料金が、通常の大人用よりも割安に設定されています

€9.80です

Day tickets

1日乗り放題のチケットです!

ミュンヘン観光・空港移動で最も費用対効果が高いです!

これらのチケットはすべて、購入日(選択した日)の翌日午前6時まで有効です

例えば12/1の15:00に買ったら、12/2の6:00まで有効です

Single Day Ticket(シングル・デイチケット)

これは、15歳以上の大人が1人で1日中乗り放題になるチケットです。

対象と用途: 15歳以上の大人1名が、選択したゾーン内を1日中、回数無制限で乗り降りできます

観光中にUバーンやトラムを頻繁に利用するなら、都度シングルチケットを買うよりも確実に安くなります

市内(Zone M)の観光をする日に選びましょうー!

チケット購入時に利用したいゾーン(Zone Mなど)を指定するのを忘れないようにしてください

ZONE M内だと€9.70

Group Day Ticket(グループ・デイチケット)

これは、2人~5人の大人のグループで1日乗り放題になるチケットです

対象と用途: 15歳以上の大人最大5名までのグループが、選択したゾーン内を1日中、回数無制限で乗り降りできます

2人以上のグループなら、このチケットが断然お得です

全員が同じゾーンを移動する場合に、個別で買うよりも大幅に割安になります

ZONE M内だと€18.70

Airport-City-Day-Ticket Single(空港・市内一日券:シングル)

これは、空港(Zone M-5)へのアクセスも含む、一人用の全域乗り放題チケットです

対象と用途: 15歳以上の大人1名が、ミュンヘン空港 ⇔ 市内への移動を含め、全域(Zone M-5)を1日中乗り放題で利用できます

ZONE M内だと€18.70

空港からの片道チケット€14.30なので、€4足すだけで空港アクセスと市内の乗り放題がセットになります

空港到着日や帰国日に、市内での観光や移動もする予定があるならこれを選びましょう~!

私も使いました!

Airport-City-Day-Ticket Groupは2人~5人で乗るときに使えばお得になるものです

Bicycle Day Ticket(自転車一日券)

これは、SバーンやUバーンに自転車を持ち込むための追加チケットです

対象と用途: Sバーン、Uバーン、および承認された地域列車に自転車を持ち込みたい人が購入します

自転車の持ち込みには別途チケットが必要です。

自転車旅をする人向けです

ZONE M内だと€3.50

Deutschland Ticket

ミュンヘンを含むドイツ国内の地域交通をすべてカバーするチケット

長期間ドイツを周遊する予定があるなら魅力的

利用可能範囲: Sバーン、Uバーン、トラム、バス、およびRE(快速列車)やRB(普通列車)といった地域の列車すべてで利用できます

もちろんミュンヘン空港へのアクセスもカバー

ICE、IC、EC(長距離高速列車)などの列車には乗車できません

このチケットは基本的に月単位の定期券(サブスクリプション)形式で販売されます

そのため、購入後に解約手続きが必要です

2週間以上ドイツ国内を移動しながら周遊する予定がある場合や、ミュンヘンだけでなく日帰りで近隣の街(例:ニュルンベルク、フュッセンなど)にも頻繁に足を延ばす場合はこちらがおすすめ

ミュンヘンとその近郊のみを短期間(数日間)観光する場合は、上記の「Day Ticket」(一日券)がいいと思います

€58です

Weekly/Monthly Ticket

ミュンヘンとその周辺に1週間以上滞在し、毎日頻繁に交通機関を利用する予定がある場合は、これがおすすめです!

Weekly Ticket

1週間、選択したゾーン内を乗り放題になるチケットです

対象: 15歳以上の大人1名

有効期間: 購入時ではなく、選択した週の月曜日から翌週の月曜日午前6時まで有効です

5日以上ミュンヘン市内の交通機関を利用する予定があるなら、都度一日券を買うよりもお得です

ミュンヘン市内に5〜7日間滞在し、毎日観光で交通機関を利用する場合にぴったりです

ただし、有効期間が「月曜始まり」で固定されているため、週末(金曜や土曜)から使い始めると、有効期間を最大限に活用できないです

ZONE M内だと€22.40

Monthly Ticket

1ヶ月間、選択したゾーン内を乗り放題になるチケットです

対象: 15歳以上の大人1名

有効期間: 購入した月の1日から翌月の1日午前6時まで有効です

料金は週券よりも割安になります

長期出張や留学など、1ヶ月近く滞在する場合に最もお得です

2週間以上ミュンヘンに滞在し、交通機関を利用する予定があるなら、Weekly Ticketを2回買うよりも、Monthly TicketまたはDeutschland Ticketを買う方がお得になることが多いです

ZONE M内だと€68.40

Monthly Ticket 9 a.m.

平日の朝のラッシュアワーを避けることで、料金が割安になる月間チケットです。

対象と用途: 15歳以上の大人1名が、1ヶ月間乗り放題で利用できます

月曜日から金曜日の朝6時から9時の間は利用できません

それ以外の時間帯(平日9時以降、および土日祝日の終日)は利用可能です

朝はゆっくり過ごし、9時以降に観光をスタートする予定ならおすすめです

通常の月券よりも安価に設定されているため、平日の朝の利用予定がないなら、こちらを選びましょう

ZONE M内だと€60.90

Monthly Ticket 65

これは、65歳以上の利用者向けに割引された月間チケットです。

対象と用途: 65歳以上の方が、1ヶ月間、選択したゾーン内を回数無制限で乗り放題で利用できます。

高齢者向けの割引料金が適用されています。

賢い選び方: 65歳以上の方がミュンヘンに長期滞在する場合に、この割引を利用できます

ZONE M内だと€57.00

Anschlussticket

前述の「Weekly Ticket」や「Monthly Ticket」などの有効エリアを一時的に広げたいときに使用する、追加購入用のチケットです

例えば、市内(Zone M)の月券を持っているけれど、その日だけミュンヘン空港(Zone 5)へ行きたい、というケースに利用します

このチケットを購入することで、Zone MからZone 5までの市外区間だけの料金を支払うことになり、全区間のシングルチケットを買い直すよりも安価になる場合があります。

週券や月券の有効期間中に、一度だけ遠出をする予定がある場合に便利なチケットです

CityTourCard / München Card

交通機関乗り放題と主要観光スポットの割引・無料入場がセットになった観光客専用のパスです!

CityTourCard

主に「交通機関の乗り放題」と「一部の観光・レジャー施設の割引」を組み合わせたパスです

MVV交通機関乗り放題: 選択した有効期間(24時間~6日間)およびゾーン内で、Sバーン、Uバーン、トラム、バスが乗り放題になります

割引: 市内の主要な美術館や観光スポット、特定のツアーなどで割引特典が受けられます

交通機関の利便性を重視しつつ、観光スポットの「割引」も欲しい方向けです。

ミュンヘン到着日に観光もスタートするなら、Airport-City-Day-Ticketよりも、CityTourCardのZone M-5(空港を含む全域)を選ぶ方が、割引特典が付く分お得になるかも!

Single 24hoursはZONE M内で€18.50

ZONE M6で€29.50

München Card

München Cardは、CityTourCardよりも特典が充実しています!

特に「主要な観光スポットの無料入場または大幅割引」を重視したパスです

MVV交通機関乗り放題: CityTourCardと同様に、選択した期間とゾーン内で交通機関が乗り放題になります

無料/割引入場: 市立美術館、主要な博物館、バイエルン王室のレジデンツなど、人気の観光スポットの入場料が無料または大幅な割引になります

観光スポットをたくさん回る予定がある方、特に市立の美術館・博物館を多く訪れる方に最適です

1日に3箇所以上の有料施設を巡る予定があるなら、このMünchen Cardの料金はすぐに元が取れます

訪れたい施設のリストと入場料を事前にチェックし、お得になるか計算してから購入しましょう

Single 24hoursはZONE M内で€16.90

ZONE M6で€28.90

承知いたしました。これまでのMVVチケットと観光パスに関する詳細な解説を総括し、読者が行動に移しやすいように実用的なまとめを作成します。


まとめ:MVVチケットの選び方

ミュンヘンの交通チケットは種類が多く複雑ですが、旅行の目的と人数に合わせて、「Single Trip」「Day Ticket」「長期パス」の3つのカテゴリーから賢く選ぶのが鉄則です

目的別!ミュンヘンで「買うべき」チケット早見表

目的人数おすすめチケット
空港 ⇔ 市内移動1人Airport-City-Day-Ticket Single
空港 ⇔ 市内移動2~5人Airport-City-Day-Ticket Group
市内観光(終日)1人Single Day Ticket
市内観光(終日)2~5人Group Day Ticket
1日~3日で観光施設も巡る1人~München Card
2週間以上の長期滞在1人~Deutschland Ticket

失敗を避けるための最重要ポイント

①空港利用日は「Day Ticket (Group)」が最強

2人以上で空港を利用するなら、「Airport-City-Day-Ticket Group」が最も安価かつ乗り放題になり、コスパが最高です。

②チケットは必ず「打刻」する!

アプリで購入した場合を除き、紙のチケットは乗車前に必ず打刻機(バリデーター)に通して有効化してください

③München Card vs. Day Ticket

美術館や博物館を3箇所以上巡る予定があれば、交通費だけでなく入場料もお得になるMünchen Cardを検討しましょう

そうでない場合は、「Group Day Ticket」がシンプルでお得です

この記事を参考にミュンヘン旅行を楽しんでください!

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