こんにちは!
音楽と芸術、そして世界遺産に囲まれた歴史ある都、オーストリアのウィーン✨
「世界で最も住みやすい都市」に何度も選ばれるウィーンですが、旅行の計画を進める中で、やはり気になるのが現地の安全性ではないでしょうか

特に観光地ではスリや、ウィーン特有の詐欺被害が怖い!
この記事では、私が実際に行って分かった「リアルなウィーンの治安」を治安マップとともに徹底解説していきます!
この記事でわかること
- ウィーン全体の治安の基本レベルと、凶悪犯罪の発生率
- ウィーンで旅行者が遭遇しやすい軽犯罪(スリ)と特殊な被害の種類
- ウィーンで安心して滞在できる治安の良い場所
- 警戒レベルを上げるべき注意エリア
この記事を読んで、ウィーンの治安に詳しくなっていきましょう!
ウィーン全体の治安&旅行者が遭遇しやすい軽犯罪
ウィーンってどれくらい安全?

ウィーンは、ヨーロッパの主要都市の中でも、治安が良いことで知られています!
安全性の高さ
殺人や強盗といった凶悪犯罪の発生率は極めて低く、観光客が巻き込まれることは滅多にありません
街全体が美しく整備されており、昼夜問わず安心して過ごせる雰囲気があります
警察の体制
旧市街(1区)などの中心部では警察の巡回も頻繁に行われているのをよく見ました!
旅行者が遭遇しやすい「軽犯罪」

治安が良いウィーンですが、観光客をターゲットにした軽犯罪は存在します!
特に注意すべきは、スリと、観光地特有の詐欺・勧誘です
スリ(Pickpocketing)
ナッシュマルクト、中央駅、西駅といった人が集中する場所で多発します
混雑するUバーン(地下鉄)やトラムの乗降時、観光客が写真を撮るのに夢中になっている間にバッグやポケットから財布を抜き取られることがあります
置き引き(Theft of unattended property)
カフェのテラス席、ホテルのチェックインカウンター、観光地のベンチなど、荷物から目を離した隙に発生します
詐欺・勧誘(特殊な被害)
国立歌劇場周辺やホーフブルク宮殿周辺で発生したという情報があります
モーツァルトの衣装を着た人などによる高額なチケットの押し売り、慈善団体を装った署名詐欺など、金銭をだまし取ろうとする勧誘が多いです
これらの軽犯罪や迷惑行為は、ちょっとした注意と無視でほとんど防げるものばかりです
次のセクションで紹介するエリア情報を参考に、常に貴重品の管理を徹底していきましょう!
ウィーンの治安マップ:色分けの定義


ウィーンを実際に歩き、感じた安全レベルで各エリアを色分けしました。
- 赤色: 夜間の雰囲気が悪化するエリアや、軽犯罪のリスクが極めて高いエリア
- 黄色: 人が集中しすぎている・もしくは少ないため注意が必要なエリア/治安が悪く感じたエリア
- 緑色: 基本的な注意だけで観光を楽しめる安全なエリア
この色分けをもとに、次のセクションから具体的なエリアごとの注意点を見ていきましょう!
赤色:警戒が必要なスポット(スリ・夜間の雰囲気悪化)


ウィーンにも、他のヨーロッパ都市と同様に、観光客が特に警戒すべきエリアがあります
ウィーン中央駅(Hauptbahnhof)の駅前

10区にある、ヨーロッパの主要なハブ駅です
駅構内は明るく安全ですが、駅を出る扉の所にたむろしている若者グループがいました
私は迷って駅から出てしまったのですが、駅の外にはなるべく出ない方がいいです
すぐにタクシーに乗るか、明るい大通りを通ってホテルへ向かうようにしましょう
ウィーン西駅(Wien Westbahnhof)周辺

Uバーン(U3, U6)やトラムが集まる交通のハブであり、ショッピングモール(BahnhofCity)が併設されています
長距離列車や国際列車が発着するため、大きな荷物を持った旅行者が絶えず、スリや置き引き犯の格好のターゲットとなっています

駅構内・構外問わず、最も警戒すべき軽犯罪多発地帯
また、駅の北側・南側や周辺の裏通りは、特に注意してください
深夜になると人通りが少なくなります
安価なホテルが多い地域なので選んでしまうかもしれませんが、避けるのが良いと思います
黄色:ここはちょっと注意!なエリア
旧市街(1区)

ウィーン市庁舎・ウィーン大学

アカデミックなエリアなので警備は厳しいです!
が、ウィーン内であまり見かけなかったホームレスをこの辺りで見かけました
直接的な危害を加えるなどは特に聞きませんが、夜間、人通りが少ない時間帯に近づくのは避ける方が無難だと思います

雰囲気が少し暗く感じたかな
ホーフブルク宮殿(Hofburg Palace)周辺

王宮、スペイン乗馬学校、オーストリア国立図書館など、ウィーンを象徴する施設が集まるエリア!
警察の巡回は多く見かけましたし、夜間も明るい地域です!
しかし、観光客が非常に多いため、スリのターゲットになりやすいと感じました
特に人混みの中や、チケット購入の列に並んでいるときは、バッグの口をしっかり押さえてください
ウィーン国立歌劇場(Wiener Staatsoper)
観光の中心地にあり、夜間もオペラ鑑賞客などで賑わう、安全なエリアです
しかし、歌劇場の前や周辺では、タキシード姿やモーツァルトの衣装を着た人に高額なコンサートチケットをしつこく勧められたり、「署名詐欺」に遭ったりする報告があります

無視して立ち去るのが鉄則
カールス教会(Karlskirche)

4区(Wieden)と1区の境界付近
カールスプラッツ駅(Karlsplatz)の近くです

教会周辺の雰囲気は美しく安全です
オーケストラがあったので20-22時くらいにここら辺を歩きましたが、街灯もあってそんなに危ない雰囲気ではなかったです
しかし、隣接するカールスプラッツ駅が大きなターミナルで、ホームレスなどが集まることがあります
カールスプラッツ駅の地下通路や構内では、スリや不審人物への警戒が必要!
アンナ教会(Annakirche)

アンナ教会は、ケルントナー通り(Kärntner Straße)というウィーンで最も有名なショッピングストリートの近く、アンナ通り(Annagasse)という小道に面しています
ケルントナー通りは人が多いのですが、アンナ通りに入ると、昼でも人が一気に少なくなります

カジノがあったり雰囲気悪く感じました
もしかしたら大通りの喧騒から一気に静かになったことが雰囲気悪く感じた要因かもしれません
しかし、夜間に教会の周りの静かな通りに立ち入るのは避けた方が安心だとは思いました
ウィーン中央駅(Hauptbahnhof)

ウィーン中央駅の近くには、Regio jetやFlixBusが出発するバスターミナルがあります!

私は2回使いました
ウィーン中央駅から少しだけ歩きます

治安悪いわけではないのですが、昼でも人通りが少なく少し暗いので注意して歩くのが良いと思います
夜に使う場合、バスから降りた人は大体中央駅に向かうので、その流れに乗って行くのがベストだと思います
Sudtirolerplantzの近くに関しては、夜間から深夜は近づかない方が良いと思います
人通りが減り、ホームレスや酔っ払いが目立つようになります
緑色:安心して滞在・観光できる安全エリア
安心して滞在し、ウィーンの素敵な日常を満喫できる、治安水準が非常に高いエリアです
旧市街(1区)

主要な通り
グラーベン通り(聖ペーター教会の近く)、コールマルクト(Demelのカフェ近く)など、高級ブティックが並ぶ通りは、昼夜問わず照明が明るく、警備も厳重です
基本的なスリ対策だけで安心して観光できます
旧市庁舎
現在は博物館やレストランとして利用されています!

周辺は静かで落ち着いたエリアで、主要な観光地の喧騒から少し離れているため安全に感じました
国会議事堂

警備が行き届いている場所です!
入るときにX線検査があるくらいなので、中は安心して過ごせると思います
リンク通り(Ringstraße)沿い全般
1区を取り囲む環状道路沿い(左側)は、警察の巡回が頻繁なため、明るく安全な雰囲気です
シェーンブルン宮殿
ウィーン屈指の高級住宅街です!落ち着いていて静かなエリアに感じました
ウィーン西駅(Wien Westbahnhof)周辺

シェーンブルン宮殿周辺
ウィーン屈指の高級住宅街に近く、宮殿自体も厳重に警備されています!
観光客は多いですが、地域全体の治安レベルが非常に高いです
宮殿周辺の道路に関して、夜間も不安を感じるような雰囲気はありません
王宮家具博物館
7区(Neubau)と6区(Mariahilf)の境界付近に位置しています
7区はデザインやアートが盛んなおしゃれで上品なエリア、6区もマリアヒルファー通りから少し入ると住宅街が広がります
宮殿のような主要な観光地ではありませんが、人通りは適度にあります

治安は良好で、夜間も比較的静かです
近くに主要なトラムの停留所や地下鉄駅(U3/U6線のWestbahnhof、U3線のNeubaugasse)があるため、そのあたりではスリへの基本的な警戒が必要です
まとめ

ウィーンは「世界で最も住みやすい都市」であり、凶悪犯罪の心配はほとんどありません
しかし、安心して旅行を終えるためには、スリ・置き引き、そして特殊な詐欺・勧誘への警戒を怠らないことが重要です!
このマップを意識しながら過ごしたら、あなたの旅はきっと、さらに快適で思い出深いものになるはず!
ぜひ楽しんできてくださいね~!

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